記事タイトル変更しました
とにかく登場人物はいいヤツ、いいコばっかりで微笑ましいんだよね。
ただ「好きだ」で終わるとこがまたいいヤツ。と思いきやそれなりの欲求が膨らんでくるのを悩んだり苦しんだりする。二人がいろんな悩みに向き合ってるとこの初々しい感じにニヤついちゃうんだよね。砂川くんがどちらの悩みも相談されるとこも見どころで、客観的視点が的確だったりあたたかい励ましだったり上手いツッコミだったり。
考えなしって言いながら、それが行動から気持ちが伝わる裏づけになってるとこあるんだよね。で、たまに人間離れした所業をしたりしてまた笑わせてくれたりするという。
ふつうにしてたら読む機会がなかったかも知れなかったよね。
ゴリ顔キャラに歴史あり。自分が読んだ狭い範囲でだけどちょっとまとめとくよ。
俺物語!!の猛男はゴリ顔キャラの系譜に新たに名を刻んだキャラだね。
でその鈴木亮平さんは2018年大河ドラマ「西郷どん」の西郷吉之助役、主演をつとめてるんだよね。のちの西郷隆盛の役だよ。
猛男が時代劇してるみたいだよ。そう思ったらもうイメージを拭いされないなあw
マーガレットコミックス 全13巻
今回は「俺物語!!」(作画アルコ原作河原和音)だよ。
ジャンププラスで無料期間があって読んでみたところ、まんまとハマってしまったのでした。
タイトルを知ったのは実写映画化されてテレビCMで流れてたときかな。少女漫画って普段は読む機会がないから内容を知るとしたらアニメ化とかドラマ化して偶然見てから「あ、原作は少女漫画だったんだ」ってパターンが多いんだよね。
ストーリーは主人公剛田猛男とその親友砂川誠の関係に猛男の彼女の大和凛子を絡めた軸で展開していくんだよね。
とにかく登場人物はいいヤツ、いいコばっかりで微笑ましいんだよね。
無料公開ぶんは800ページほど。単行本で5巻めのなかばくらいまでだったんだけど面白くてあっと言う間だったよ。
猛男と凛子ちゃんのラブラブぶりをまいど見せつけられるんだけどホンワカするばかりw
ただ「好きだ」で終わるとこがまたいいヤツ。と思いきやそれなりの欲求が膨らんでくるのを悩んだり苦しんだりする。二人がいろんな悩みに向き合ってるとこの初々しい感じにニヤついちゃうんだよね。砂川くんがどちらの悩みも相談されるとこも見どころで、客観的視点が的確だったりあたたかい励ましだったり上手いツッコミだったり。
おろ入浴シーン、なんかジャイアンみたいじゃね?
ハッ!「剛田 猛男」ってそういうことか!なんて気付いたのがずいぶん読み進めたあたりだったのがほんと恥ずかしいw
つまり「砂川 誠」ってのもアイツからか!
そこは「スネ川骨オ」とかじゃないと難しいからセーフ、とは言えないか。
砂川くんとの友情。この漫画の面白いところだよね。キスをどうするかの相談で男同士で練習しようとするくだりとかお腹かかえて笑ったよw
お母さんの出産のエピソードがあるのは少女漫画ならではかなあって思ったよ。厳密には少年漫画にもないわけじゃないだろうけど見せ方っていうのかな。
猛男の両親からの血の受継ぎかたが、外見も内面も半分づつって面白いね。
顔芸は独特の味があってこれがまたまいどウケるw
キメるところはバッチリキメる男、それが猛男。
緊急事態で車椅子をほかの妊婦さんに譲る母親を、それならばとお姫様抱っこで運ぶってシーンだね。
考えなしって言いながら、それが行動から気持ちが伝わる裏づけになってるとこあるんだよね。で、たまに人間離れした所業をしたりしてまた笑わせてくれたりするという。
もっと続きをもっと続きをと読んじゃって、最終巻まであっという間に買っちゃった。w
電子版だから人目を気にしなくて良かったのはありがたかった。
ふつうにしてたら読む機会がなかったかも知れなかったよね。
自分みたいなパターンは売る側からしたらカモだけど喜んでネギまでしょっちゃいますよ、こういう作品なら。
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ゴリ顔キャラに歴史あり。自分が読んだ狭い範囲でだけどちょっとまとめとくよ。
少年サンデー連載の「ちょっとヨロシク!」(吉田聡)
1985年から連載していた青春ギャグ漫画だよ。不良でスポーツでギャグでと今となっては時代を感じさせちゃうね。でもこの作品の面白さは今も輝きを失ってはいないと思うよ。
後ろの列、左から二番目のキャラが番格「苺谷香」(いちごたにかおり)
つかゴリラ顔って言ったら一人しかいないか。しかしカワイイ名前。
なにやってんだ?とお思いでしょうがこれ、自分の後輩たちのテスト勉強を妨害するため。深夜に打楽器を背負ってきて窓の外で乱れ打ちというシーン。
当時、この強烈なキャラの苺谷の影響力がハンパなかったと思うんだよね。
「YAWARA!」(浦沢直樹)の大学の柔道部の先輩「花園薫」とかだいぶ影響が見受けられるよ。
ジャンプ作品にもあるんだよ。「SLAM DUNK」(井上雄彦)なんだよね。
ジャンプ作品にもあるんだよ。「SLAM DUNK」(井上雄彦)なんだよね。
湘北バスケ部のキャプテン赤木剛憲はもうあだ名からしてゴリ。優等生タイプだし顔も比較的男前だけどね。
SLAM DUNKに見受けられる「ちょっとヨロシク!」の影響はほかのキャラデザインもそうだよ。後ろに並んだレギュラーキャラたちは桜木軍団の面々に似てるし隅っこにはメガネくんもいるしね。
受け継がれるゴリ顔キャラの系譜。共通してるのは男らしさや力強さのイメージだね。あとは毛が濃いとか眉が太いとか唇が厚い。先輩とか親分キャラね。
変顔もパワフルで愛されキャラが多いかも。
俺物語!!の猛男はゴリ顔キャラの系譜に新たに名を刻んだキャラだね。
でもなんでこのタイミング?ハハーン、あれかな?
俺物語!!が実写映画化して主役に抜擢されたのは俳優の鈴木亮平さんだよね。漫画の中盤あたりからなんか鈴木亮平!似てるな〜!ってコマがちょくちょくあって、キャスティングも納得がいくってもんですよ。
でその鈴木亮平さんは2018年大河ドラマ「西郷どん」の西郷吉之助役、主演をつとめてるんだよね。のちの西郷隆盛の役だよ。
つまりはそういうつながりで話題なんでついでに便乗って作戦なんじゃないかな。(身も蓋もない)
大河ドラマも欠かさず見てるんだけど、鈴木亮平さんの西郷どん像のイメージがまた猛男のイメージとピッタリ来てるんだよね!これがまた面白いんだよね!
猛男が時代劇してるみたいだよ。そう思ったらもうイメージを拭いされないなあw
西郷隆盛のお話だからしだいにドラマにも悲壮感が出てくるだろうし、役のイメージだって変わってくるかもだけどね。少なくとも青年期の吉之助像は猛男っぽい。
どちらかを読んでない、見てない方は話のタネにご覧になってはいかがでしょうかー!