【ジャンプ34号】 食戟のサンジ
ONE PIECE連載21周年記念読切!
「食戟のサンジ」!
スゴいですよこいつはw
驚きのアイディアの企画。
思いつきそうで思いつかないというか、ね。
食戟のソーマの原作の附田先生、作画の佐伯先生、さらに料理協力の森崎友紀さんまで参加したスピンオフなんて事情的に無理かな?って思うじゃないふつうは。
出てないからってテキトーな料理の名前を言うんじゃないよ!
巻末コメントによると佐伯先生がお休み返上で描き上げたみたいだね。
楽しんでやれたみたい。でもやっぱり大変だったでしょね。
海上レストラン「バラティエ」の料理にケチをつける女性。ずいぶん体脂肪率が高めだね。
うむ海王類だ!
じゃなくて。海王類みたいだってなかなかシャレの効いた悪態だねw
ウェイターさん、と声をかけられた男。
まゆげがぐるぐるでタバコを咥えた…R・田中一郎?
違います。←ミキプルーンの中井貴一ふう
雑誌も作品も違います。サンジ、サンジ。
本人も「ウェイター?あ、俺か!」と、ちょっと気を抜いてたみたいだね。
料理を残したまま帰るっていう女性客。サンジさんちょっとムッとしたかな?
サンジ登場シーンの背景からバラティエ店内の内装の様式が原作(ワンピース)のそのままなんだよね。細かいところが忠実に再現されててくらべくらべするとおもしろいよ。
女性客の態度にムカついて登場。
バラティエの極道コンビ、パティとカルネ!
ふたりとも立体感のある顔の造形の特徴をちゃんととらえつつ佐伯先生の画風にちゃんと落とし込んでるよね。
パティのポパイみたいな体型にはマッチョな陰影がついてて不思議なリアリティ。
女性客の名前は美食家サヴァラン!評論家としての実績はかなりのもので世界的な影響力をもってるらしいよ。
あと一皿だけチャンスをあげる。気の毒ねこんな店、転職先を紹介してあげると言われたサンジ。
ほんでこの返し。ヒャー!カッコいいね!
今回のスピンオフでのサンジはしぐさがいちいち男の色気にあふれててほれぼれするよね。
色気の擬音ってなんての?ムンムンというかプンプンというかビンビンというか…なんかこう、違うなあ。良いのないかなあ。
店を侮辱されて…タバコの先には怒りの火花。
姿勢の良さも色男の条件。とか言ってる場合じゃないかw
「ご指名とあらば」…ヒュー!イカス!
食べ物を粗末にさせないってサンジのポリシーみたいなもんだよね。
携帯灰皿を持ってるんだね。マナーと一緒に携帯してます。ってこれはスピンオフでのオリジナルな部分じゃないかな?
背広の上着をぬいでネクタイをしめ直すのって女性から見るとドキドキするとは聞いた事があるもんだよね。
サンジのコレ見てちょっとわかった気がする!
左腕にかけといて、ってところがまたいいよね。
背広って若い人には通じないらしいね。気をつけましょうw
とはいえこの雰囲気には「背広」って言ったほうが合うんじゃないかな。
接客の時にネクタイをキュッとしめるのがふつうのウェイター。あれサンジさん、やってる事逆じゃない?って思わせてるとこだよね。
それもそのはず、実はサンジは…ってのがこのスピンオフの筋書き。
陸のレストランと海上のレストランの流儀の違いは原作でも描かれてるところだね。
この後厨房に向かうサンジ。料理することに対しては意識が特別っていうのがわかるシーンだよね。
なんちゃらかんちゃらフュメ・ド・ポワソンでフェール・レデュイール。舌をかみそうなおフランスのレシピ。音声検索が全然聞き取らないパターンのヤツだよ!w
コニャックでフランベッ!ちょっと声がでかくなるよね。
アラもしやお高いコニャックじゃありませんコレ。パティもこっそり飲みそうw
そこに表れたのはオーナー・ゼフ!
オーナー・ゼフですよ、コレ。いかつさがスゴい!w
トレードマークの三つ編みひげと冗談みたいに高い帽子とかそのままなのにオーラが違うw
サンジの料理シーンもあるよね、色気がさ。
汗かいて夢中で料理。
ネクタイしめてるから余計に暑いだろうけどそこは集中力ですよ。
後ろからの料理姿のリアルさがあるとこもいいなあ。
バァァンとできあがり!
トマホーク・伊勢ロブスターのバラティエ風ヤイタヤーツ!
出てないからってテキトーな料理の名前を言うんじゃないよ!
でも伊勢ロブスターってエビの美味さの良いとこ取りしてそうな食材だね。
トマホーク伊勢ロブスターはあらゆる食材の中でも捌くのも味付けするのも最も難しい物の一つ、とサヴァランさん。オオさすがは美食家。知識に関しては確かよ。
ただのウェイターにできる料理じゃない。
その通り。サンジはただ者ではないのです。
ここで正体バラし。バラティエ副料理長でした!そりゃサヴァランさん当然ビックリ顔面蒼白ですよ。
バラティエの存在意義が陸のレストランとは違うってのは先に触れたとおり。命がけの航海に寄り添う心意気の裏にはサンジとオーナー・ゼフの遭難した過去があるんだよね。
料理への意識の違いを相手の要望を叶えつつ見せつけた格好だね。贅を凝らした料理しか価値がないって言いきっていたサヴァラン。そりゃ薄っぺらい舌って言われちゃいますよ。
そういうわけで約束どおり「残りも全て召し上がって頂かないと」
キャー!ステキーッ!
ゾクゾクするような表情だね。上から見下すようなアップから、今度は覗きこむような角度のコレ。圧力がありますよ。
態度にムカつきながらも食欲には抗えないサヴァランさん。料理の一口づつがそれまでの自分を壊し生まれ変わらせていく…まるで悪魔の実の如し!
ヌギヌギの実!w
海王類が哺乳類に!
脂肪でもなんでも余計なものをブワーっと脱げるヌギヌギ人間ってとこかな。
勢いのあるハジケざまが良い一ページだよね。
この実が実際にあったら…って思う人多いんじゃないかな。太るのを気にしないでなんでも食べれるよ。食レポとかやり放題。
おっとバラティエ編を見返したくなるかも…?
最初に脂肪を脱いだら次からはただの露出狂でしかないんじゃ…。
あらためてタバコに火をつけて上着を着直して、そしてネクタイをゆるめてー。これまた女性がドキッとするやつだね。
上着を脱いだり着たりだけで女性を魅了する男、サンジ。
3ターンくらい繰り返しても間が持つよ。知らんけどw
お客様はお帰りです。味でサヴァランさんをノックアウト!
タバコの煙たなびいてますな。キマッたね!
サヴァランさんは太ったまんま。ヌギヌギはあくまでイメージだもんね。そりゃそうかw
「ただ美味いメシを食わせただけだぜ?」とおちゃめな表情。こういうとこも女性にモテるんだろうねえ。ギャップって言うの?
言ってることはお馴染みな感じなのにキメ台詞だよね間違いなく。さすが附田先生、うまく持って来るもんです。
その様子をジッと見ているオーナー・ゼフ。サンジの成長を感じてることはいずれ来る旅立ちと別れの予感につながってるんだよね。
そうしてバラティエにはいつもの賑わいが。
と、船が近づいて来た。あれは…!
麦わらの海賊旗…!ドン!でおわり!
おもしろかったね!
本編の細かいところを拾って織り込みつつ食戟のソーマのテイストとうまく合わせて料理したスゴい一品ってとこかな。
なにより佐伯先生が描くところキャラの色気、セクシーさが漂うサンジ像が良かったよね。
ウムほんと良かったよ。
麦わらの一味の旗はウソップ作。
で、本編ではこのあと海軍からのメリー号への砲撃をルフィが跳ね返したら、逸れてバラティエにぶつけちゃうんだよね。
おっとバラティエ編を見返したくなるかも…?
そしたらホールケーキアイランド編も続けて読みたくなるかも…?
こ、これはトラップだ!蟻地獄だ!w
尾田栄一郎先生とソーマ作者の両先生のコメントページもあるよ!
「食戟のサンジ」シリーズはこれからも続くかも…?アニメ化希望?
なんだか面白いことになる予感!w
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おっと追記。
スピンオフ中に登場した鼻の下に傷があるコック。本編での登場シーンの使いどころがなかったんでここに貼っておくよ。探してみてね!