「夏の強制運命変更新連載2連弾」と銘打たれてジャンプ誌面に登場したのは…
「総合時間事業会社代表取締役社長専属秘書 田中誠司 」!!
んー!長い!w
ジャンプ50年の歴史で最も長いタイトル。それも驚きなんだけど、作者の天塚啓示先生は21歳!11回金未来杯で読切を見てたんでもっといってるかと思ってたよ。
2014年に「metal steamer」でトレジャー新人漫画賞で佳作。2015年「NECRO」、2016年「警備会社セプトスリー 田中誠司」を発表。で、上の2016年「特別国家公務員 田中誠司」が11回金未来杯で優勝。ググったよ!
この度めでたく連載のはこびへとあいなりました。
つまり17歳の時に初受賞してらしたんだね!
田中誠司は過去二作の読切の主人公。あたため続けて来たキャラクターなんだね。
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作者自画像が景品に
遊んでばかりの高三、時岡長人くん。ぱーてぃーぴーぽーです。
いまどきのワードだけど、ひらがなで書いたらフォークグループみたいって思う世代。そんな自分が悲しいよ…(涙
先生に怒られても遊びはやめられない時岡くん。アパートで独り暮らしなんだね。
突如現れた謎の物体。駅っぽいアナウンスと共に現れたのはステレオタイプなジャパニーズ・ビジネスマン。
と、時任三郎!?←悲しい世代の連想
時岡くんを社長と呼ぶ謎の男。20年後の未来から来た長い肩書きの男、田中誠司だよ。
金未来杯の読切では公務員だったよね。この場合、天下りとは言わないか…。
そういや本誌に登場したのはこち亀の最終回が掲載された2016の42号。あのギンギラな表紙のジャンプももうずっと前みたいな感じだねえ…。
時岡くんに言うことをまったく信じてもらえかった田中誠司さん。警察に通報されてしょっぴかれました。
そしたらすぐに刺客が。敵から守ってくれた事でやっと時岡くんに話を聞いてもらえる流れに。
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未来の大発明「タイムトラベル」。未来の時岡くんは会社を立ち上げてタイムトラベルの応用事業で大成功!
でもその会社はライバル企業に乗っ取られてすでに倒産。さらに「発想自体も」我が物にしようとして若きころの時岡社長の暗殺を目論んでるっていう。うーんヒドイ。
田中誠司さんの目的は時岡くんを守って時間事業会社が無事な未来に導くこと。
事情の説明は聞いてもらえたけど、のみこんではもらえなかった様子。さすがのぱーてぃーぴーぽーもそこらをカルーくノるワケにはいかなかったっショ?
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再び迫る刺客。装備は機能もデザインも未来的。
対する田中さんも負けてはいない。読切でお馴染みの装備はこちらでも健在ですよ!
将来に迷って同級生に引け目を感じていた時岡くん。でも田中さんに言わせれば自分がそんなでも仲間のために行動できる人間なんだね。
それはかけがえのない社長の資質。なるほど!
将来、何が上手くいくかなんて誰もわからないしみんな迷いながら生きていくもんだよね。
フィニッシュは判子。これも読切を読んだ人なら「待ってました!」って感じのやつだね!
フフフよく見るんだ!裏から見ても反対にならない未来の判子なのだよ!w
見事、刺客を撃退!
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かくして時岡くんは将来会社を乗っ取られるのを阻止するため、会社設立年商100兆を目指すことに!
手始めに三人の仲間集め。世界を舞台に?さてどうなることやら…!
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さて第一回めはどうだったでしょうか。
田中誠司っていうキャラクター以外、作品の舞台設定は全くの別のものを用意してきたね。ぶっちゃけて言うと「ターミネーター」みたいな未来からの来訪者ものだけど、シチュエーションでは「ドラえもん」に近いかな。時間を行き来する「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいな展開になるかどうかはわからないけど、これから展開の可能性の幅はすごく広いと思うし、読者の予想がつかないストーリーをどんどん見せて欲しいよね。
気になる所は時岡くんの目、描き方で無表情に感じられちゃうところが損になってるんじゃないかってとこかな。あといわゆる省力化した作画とキャラの感情がマッチしてない印象をうけた所があったなあ。
まあそれは回を重ねればなじむことだね。
自分の未来を知りたいって若いうちに誰もが考えることだよね。設定のアイデアは良いとこついたと思うなあ。
楽しみな作品がまた増えたね!
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この場面のセリフでちょっとデジャブを覚えてムズムズしてる人、自分以外にいませんでしょうか?
お教えしましょう「ヴォッチメン」の吉田研究室の吉田さんです。あースッキリ。
ご存知ない方にはオススメ。
吉田さんもいわゆるジャパニーズビジネスマン的な外見のキャラですよ。