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【ジャンプ24号】紅葉の棋節 第1局 桜散り紅葉舞う

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春の新連載第1弾は「紅葉の棋節」!

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作者は里庄真芳先生。「紅葉の棋節」はジャンプGIGA2017vol.1〜4で連載してて、すでに単行本が出ております。

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ブラッククローバーの田畠先生のアシスタントをしてたんだね。今号の巻末の目次でお互いの名前を出してコメントしてるよ。うーん仲良し!

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てなわけで、この度めでたく本誌に連載となりました。内容と構成はわりとそのままもってきたみたいで、何ヶ所かの設定の変更と作画の描き直しでブラッシュアップされているよ。

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冒頭に登場したのは主人公の兄「蔵道 桜」九段。天才棋士!

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「なんてね」ってとこもGIGA連載時と同じなんだよね。

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お次に登場するは女性プロ棋士「市原銀杏」六段、16才!お、この年でこの段位、スゴい人ですよこの人。将棋に詳しくないボクでもわかるw
「銀姫(しろがねひめ)」っていうカッコいい呼び名。

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やっと登場、主人公の「蔵道紅葉」。えーと中1かな? 天才棋士の兄に続こうとしてるけど今ひとつ結果を出せないでいるみたい。

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ロッカーもひしゃげる頭突きの持ち主、それが紅葉。

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初回で流血する主人公ってジャンプ作品ではわりといるような。メガネ主人公もここ最近はけっこういるよね。

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兄、桜は若くして対局中に亡くなってしまう。竜王位まで本当にあと一歩。桜のように一瞬で散った―…。こういうのカッコいいよね。

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天才的な攻めの将棋「桜流」は初回のキーワードだね。

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兄には敵わない「落ち葉」。うーんヒドいあだ名。マジメなのに結果が出せないってツライよね。勝ち負けの将棋の世界だしなおさら。

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そんな紅葉のもとに「銀姫」が!お風呂でゴキゲンに熱唱してた彼女、桜兄さんの弟子と判明。紅葉を自分の弟子にしにキター!

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お風呂で歌ってたのは「Get Wild」TMネットワークだね。
懐かしいなあ。CDが出はじめた頃、デジタルのクリアな音源で聞いて感動した思い出。今どきの子も知ってるのね…。

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押しかけてきて「お試し師匠」を提案。断った場合はド変態の称号があたえられますw

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エロい既成事実で脅迫ってのもジャンプ作品には良くあるシチュエーション。

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銀杏さんの将棋のスタイルは師匠ゆずりの攻め将棋「桜流」。
どうしてそんなに強いのかって紅葉は聞いたね。

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今を精一杯楽しもうとしているだけ。そうしようとしていた師匠みたいになりたいって思っただけ。
病の苦しみのなかでそうあろうとする姿はまさに命がけ。二人はそれぞれにその姿を追ってきたんだね。

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だからこそ「桜流」で竜王になろうとしてた紅葉だけど、銀杏さんに「桜流」を捨てろと言われちゃう。

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「桜流」を捨てろっていう言葉の真意は、兄の攻める将棋を受け続けて来た弟、紅葉の本領が「受ける将棋」だったから!

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兄の影を追うんじゃなくて本来の自分のまま将棋を指すってことに気づいたんだね。

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派手なイメージでの見せ場から、駒を打つ音だけが聞こえる静寂に包まれた対局シーン。落差で魅せる演出だね。

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うやむやになってた「銀杏さんが紅葉を弟子にした理由」を最後に聞いてたね。それは自分のため。
桜兄さんが生前に「竜王になってお前らに挑戦されるのが夢なんだ」って言ってたとこまでは教えてないんだよね、コレ?

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お互い竜王になるために師匠と弟子になるってかたちだね。銀杏さんは師匠でヒロインでラスボスってことになるね。この二人の出会いが新たな季節の始まり―、で第一話は結びだね。

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さて第一話、いかがだったでしょうか。

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ほぼGIGA連載時のままってことで作品としては守りに徹した印象を受けたよ。主人公の紅葉とヒロインの銀杏さん、そして物語の目標は亡くなった偉大な先達。将棋っていう題材を変えても通用するキャラクタのデザイン、配置と展開。「桜」と「紅葉」っていう味付けがあるだけで、これはもうトラディショナルって言っていいくらいジャンプな作品じゃないかなあ。
これは決して悪い意味で言っていないからね?w 現在、連載中の作品だってはじめから突拍子もない展開ってばかりじゃないからね。一つの作品として一旦はまとまったストーリーなんで、二話目、三話目もGIGA連載時のと同じ展開を踏まえるならば悪くは転がらない気がするよ。エモーショナルな部分をおろそかにしていない所も評価したいね。

不安な点。絵的になんだけどキャラの顔が見えないというかイメージが固まってこないような。これは個人の感覚かもだしうまく言えてないかも。
もう一つは…やっぱりなにか漫画的に攻めた部分も見てみたいなあ!って思っちゃうよね。

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世間は将棋ブームみたいだし、この作品がさらなる追い風になればいいね!

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TMネットワークの曲も再ブレイクしないかなあw