【2018 44号】鬼滅の刃 第128話 御教示願う
上弦の鬼、玉壺と半天狗を討った炭治郎たち鬼殺隊の面々。
「みんなで勝ったよ!」「よかったねえ」ってのが前回。
「みんな」って言葉の意味するところが、直接戦っていた炭治郎たちだけでなく、それぞれに繋がっている人たち全てなんじゃないのかな…と思ったとき、それを辿ってみるとたまらなくグッときちゃったよって話でした。
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刀鍛冶の里は早急にお引越ししなきゃならないみたいですよ。無惨に場所がバレちゃったもんね。
そのために「空里」っていう場所を作ってあるよと教えてくれたのは隠の後藤さん。炭治郎の御見舞いに来てくれたんだね。
殺されてしまった鍜冶のみなさんを悼むいとまも無いってのは気の毒な話。今回の扉絵ではお墓の前に刀を供えている絵。のこされた人たちのせめてもの供養の気持ち。ちょっとせつない。
七日間意識不明のあとにモリモリ食事してるってんで大丈夫?なんて心配されてる炭治郎。蜜璃さんをお手本にしてるそうですよ。
後藤さんも言ってるけど、あの人特別だからなあw
後藤さんは柱のことを「恋さん」、「霞さん」って呼んでるんだね。
いや、たしか柱ご本人の前では「時透様」とか様づけで呼んでたよ。この場でもしのぶさんは「胡蝶様」って言ってるし。
鬼殺隊にあって柱の存在は目下の皆さんから同じ場所にいたら漏らしそうになるってほどおそれられてたハズ。
ま、まあ呼び方から察するに嫌われてもなさそうだし…?w
話の流れは太陽を克服した禰豆子ちゃんについてへ。隠の人だって鬼殺隊の一員だもの、そりゃ気になるよね。
会話の中で思わず珠世さまの事をバラしそうになった炭治郎。嘘をつけない彼らしい場面だよね。
人に戻っているのか、鬼として進化しているのか。そうかこの点はまだハッキリしてないんだね。
しかし珠世さまについて、ついウッカリをしなかったとして、秘密を守るためにはあの顔をしなきゃだからなあ…。
↑あの顔 72話より
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さてこちら蝶屋敷の物干し場では黄色い頭の奴が来てえらいことになってますよ。
アニメのおかげで声が脳内再生できるのすごく嬉しいしすごく楽しいw
殺す気だけなら風柱に並びそうな顔
ワハハハ!セリフのスピードもイメージできちゃうからなおさらだねw
プロポーズをするのに毎日寿司とうなぎっていう価値観はなんだろね。そういう時代背景?
食べるのには困らせませんよってことだろうけど、時代がどうこうじゃないわなw
「おかえりいのすけ」って言われた善逸を見るアオイさんがちょっと笑ってるのがウケるw
いもすけがかわいすぎる
禰豆子ちゃんのセリフの理由は伊之助の特訓。
パパが生まれた赤ちゃんにやるアレ的な?
パパが生まれた赤ちゃんにやるアレ的な?
つか伊之助、自分は人の名前をおぼえないくせに禰豆子ちゃんには一生懸命教えてんのねw
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一方そのころ緊急で柱合会議が開かれておりました。場所は産屋敷邸。つまりお館さまのお家ですな。
屋敷に邸に館に家ですよ。おうちを意味する言葉のオンパレード。
…それはさておき、あまね様とお子さまがたのコマの雰囲気はまるで別の作品みたい。ひときわミステリアスというか。
あまね様には一般の人とはちょっと違う血筋であることはのちに明かされてるよね。時透くんが初対面でまるで「白樺の精」と思ったってのもそういうところかも。
いくらか寛いだ会話をしてた柱たちもあまね様のおなりでビシッと引き締まりましたよ。
お館さまは病状が悪化してるそうで。
岩柱・悲鳴嶼さんから一言お見舞いの言葉を貰ったあまね様。一瞬の間が描写されてるね。
お館さまへのもそうだけど加えて「あまね様も…」と言ってるからね。心づかいのあたたかさにはグッとくるところがあるだろうからね。
さらには隊士たち、柱たちは明日をも知れない命のやりとりに身を晒しているわけで、そういう状況にいる人物からの言葉ってやはり重みが違うと思うんだよね。
解釈に深みを与えてる「キャラの演技」っていうのかな。さりげなく流した感じも良い場面だね。
日の光を克服した鬼…つまり禰豆子ちゃんを無惨は確実に狙ってくる。会議の議題はそれに対抗するために「痣の発現の条件」を御教示願いますってことに。
柱たちにとって痣については初耳の情報だけど、始まりの呼吸の「剣士たち」ってのも重要なポイントだよね。始まりからもう複数人?という。
炭治郎の痣のルーツについては謎がまだ多かったよね?さらに「始まりの呼吸の剣士たち」となると…えっと…どういうことだってばよ?
時透くんの血統の話にも関連してるからね。
これについてはのちほど。
今の世代で最初の痣の者、竈門炭治郎。
しかしそうでした、炭治郎は教え下手だった。
「本人もはっきりとはわからない様子」ねえ…だいぶオブラートに包んだ言いかただね。
なに言ってるかわかんないってやつだよねまさにw
んじゃ周りの者…柱二人に聞きましょってなるよね。さてさて…?
…ありゃーw
蜜璃さんも炭治郎タイプ。出席者一同あっけにとられてますがw
「穴があったら入りたい」は煉獄さんもそういっておりました
蜜璃さん謝っちゃったw
後ろに座ってる二人の表情がまたまたかわいいw
自覚はなかったってことだけど時透くんはちゃんと説明できるみたいですよ。
記憶の障害はもうなくなったんだもんね。
始まりの呼吸の剣士のその子孫、時透無一郎が語る痣の発現条件とは…で、つづく!
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さて「始まりの呼吸の剣士」についてだね。
今回「剣士たち」ってことで複数人いますよと明かされたわけですが。
痣の発現の条件が血統ではないってことになったんだよね。蜜璃さんに痣が現れたところで可能性が出てきていたんだね。まあ今思えばなんだけどもw
えーと炭治郎の竈門家と時透くん家は遠い親戚説は消滅したのかな?
炭治郎と時透くんのお父さんは髪と瞳が赤みがかっている赫灼の子。回想でも人相がそっくりみたいだから血の繋がりはあると思うんだけどなあ。
時透くんが始まりの呼吸の剣士の子孫ってことは確定してる。こんどは時透くんのお父さんと炭治郎は他人のそら似でたまたま赫灼の子説が浮上してくるのかな。
ナニその不要な説。
療養中の炭治郎が夢で見た人物が黒死牟かどうか、違うなら黒死牟とどういう関係なのかでいろんな可能性が出てきたんだよね。
他人のそら似説は可能性がないとは言いきれないけど一番ありえない説として言ってみただけよw
はあーん?なんだよそれ?
一族から鬼になった者が出る、その鬼が人を殺すってことは、誰かが腹を斬って詫びなきゃならない責任問題にもなるってのは作中で幾度か出てるわけだよね。まあ少なくとも鬼殺隊の中では。ヒノカミ神楽と耳飾りの由来も含めてまだ謎のままなんだよね。
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あまね様が見せた一瞬の間。お館様の容態は深刻なわけで、あまね様が気丈なふるまいを見せてるのかもなと思わせるね。
これはのちの展開なんだけど輝哉さまは「一日でも長く」生きることとは真逆のことをするんだよね。そしてあまね様もそれに従ってる。
タイミング的に前後してるかもしれないから確かではないんだけど、もしかしたらこの時はもう覚悟を決めていたのかも。そしたらこの時の一瞬の間の描写は後の展開の伏線だったのかもね。
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「寿司とうなぎを毎日食べさせる」っていう善逸の…まあいわばプロポーズなんだけど。
発売中の公式ファンブックによると、彼の好物って甘いものと高いもの(うなぎとか)らしいんだよね。
甘いものはいいとして、高いものってのは…w
本人が好物とはいえ、物でつってるみたいであんまり良いイメージではないけど…まあ善逸らしいのかなあ。
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日光も平気になった禰豆子ちゃんがほんとに当たり前のようにアオイさんや女の子三人組と一緒にいるという。ふと気がつくとほんとにすごいことなんだよね。
善逸の騒がしに持ってかれちゃってるけど、しのぶさんが言っていた「人間と鬼が仲良く」してるまさにその風景。
しのぶさんがどう思ったかは…ちょっと知りたかったね。
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続きまして
第129話 痣の者になるためには
の感想です。
蝶屋敷にて療養中の玄弥さん真っ赤っかでございます。
女性が苦手って設定はこの頃に明かされたんだっけかな。刀鍛冶の里で蜜璃さんに対して無視の態度をとったのは実はテレてたっていうね。
怪我人として世話してもらってるんだね。
これさ、女の子…すみちゃんに食べさせてもらってるのにテレてるとみせかけてアオイさんを意識しちゃってるんじゃないの?
なんだよ青春かよアオハルかよニヤニヤさせるんじゃないよまったくw
まあ意外な組み合わせだけどけっこうお似合いかもよー?
あーん?まったくニヤリともピクリとも来ませんな!
とっとと鬼を食って再生しとけっつーの!(ギリギリ)
おっと善逸なみのひがみ根性。暴言は不要、不要よ。
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あまね様の御前での緊急柱合会議。痣の発現について霞柱・時透無一郎くんがその時の状況を説明しております。
あどけなさも残るような見た目の彼ですが、たいへんしっかりとした説明でございます。
蜜璃さん愕然w
心拍数二百、体温は39度以上。
虫柱・胡蝶しのぶさんもびっくり。命に関わる状態。
まあボクならムリかなあ。ご覧のとおりのかよわいブタなので。
…ハア?
そうなんだそうです
時透くんは体温計で計ってもらったことがあったから体温がわかったみたいだよ。
逆に蜜璃さんがわからないのもわかったよね。彼女、身体が丈夫。健康優良児。特別なんですよ。
ついでに痣の者になれた理由も納得できるよね。輝哉さまに仰っていただいたとおり「神に特別に愛された人」で「捌倍娘」だもんね。柱の中でも最も痣の者になれる資質を持ってたんじゃないのかな。
あまね様から痣の発現について注意が。なんだろ、なにかリスクがあるのかな。
そもそも痣って「鬼の紋様に似てる」ってのがあったからね。全集中の呼吸も「人間のまま鬼のように強くなれる」技なんだよね(5話:真菰談)だからもしかしたら鬼に関するような事なのかもよ。
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でも痣の者になるリスクについて、岩柱・悲鳴嶼行冥さんは「そうなると私はどうなるのか…」とポツリともらしてますよ。
悲鳴嶼さんが他の隊士と違うところが関係してるとか?
目が見えない、いつも泣いてる、念仏唱えてる、27才などなど。うーむピンとこないな。
痣の者はどなたも例外なくだんだん涙もろくなります、とかだったら…。
始まりの呼吸の剣士たちが全員滝のように涙を流してたとかで済むんだけどなあ。
済むか。つか鬼に関連するかもって話はどこへ行った。
あまね様退室後、そそくさと場を去ろうとする水柱・富岡義勇さん。「失礼すんじゃねえ」と会議の場でケンカになりそうに。
たしなめつつもしのぶさん、助け船を出してるようにも見えるね。
まあその悪い言い方をさらに重ねちゃってるね。しのぶさんがせっかく…だったのになあ。
誤解しか与えない態度。義勇さんはそこんとこ自覚がないんだよねコレ。
風柱も待ちやがれを二度言いました
柱同士のケンカを手を打つだけで止める男、悲鳴嶼行冥。
というかこのパァン!の威力がすごいんだよね。周りのみんながビリビリしびれるくらい。
さて悲鳴嶼さんの提案とは…?
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場面は変わって蝶屋敷は病室の炭治郎。
そこに鋼鐵塚蛍さん37歳が訪ねてきましたよ。
荒い呼吸。だいぶしんどそうだね…。顔色も悪いね。
お面かぶってるから顔色わからないだろ。
でも刀鍛冶の里で見せつけたムキムキの肉体もこんなしぼんで…みてよあの足もと。ほぼ骨だけ。ううう、おいたわしや。
そこは作画のかげんです。
まあこれで素顔はイケメンなんですよ、なんだかんだ言って。
そえた手から炭治郎の感情がつたわるような
鋼鐵塚さんが届けてくれた刀には煉獄さんの形見の鍔が。その鍔にお礼を言ってる炭治郎。思わず潤む瞳。
ボクの瞳も思わず潤みましたよ。
言葉に出してるところが実に炭治郎らしいよね。ウルウル。
は…はを…と促されてスッと抜いて刀身を見た炭治郎。こちらも「はぁ…」と絶句。それほどすごい刀みたいですよ。
火のゆらめきのような刃文に深い漆黒。鋼鐵塚さんのセリフを解釈するに、その前の持ち主によって色変わりした状態の日輪刀なんだね。
当然のようにひょっとこ
刀に刻まれた「滅」一文字。そこに込められた想いを想像させられるなあ。
関連して階級制度の話も明かされてるよ。このあと柱だけが刀に「悪鬼滅殺」の文字を刻んだ。ってことは「滅」一文字の刀は柱が持ってるどの刀より古いってことだよね。
ここで炭治郎、半天狗を斬った時はこの文字がなかったような…とポロッと言っちゃったよ。
おっと作業を邪魔されたことを思い出して怒りを沸きに沸かせております。「滅」一文字の刀を打った刀鍛冶と同じエフェクト。
ひょっとこの口を刺すという恐ろしいやり口
鋼鐵塚さんの怒りのツボって仕事を邪魔されたってとこなのね。
でも、たまに死んじゃう鋼鐵塚家直伝日輪刀研磨術を最初からやり直してくれたんだからね。ありがたいことですよ。好物のみたらし団子を貢ぐくらいしてもいいんじゃない?w
病室で騒がしくしたんで隣のベッドの玄弥さんから苦情が。
まったく知らない人でもないだろに話の輪に入ってきても良かったのになあ。
まあウリィィってアレですよね
最後は伊之助が窓から飛び込んできてまた大騒ぎ。
伊之助は伊之助でまた違うタイプの教え下手だったというねw
合同強化訓練とはいったい…つづく。
大勢のキャラが登場するのってワイワイしてておもしろかったね。
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「痣の者」になった人は例外なく…なんだろね?
身体に負担をかける状態だから寿命が縮むとかかなあ。でも呼吸の技って毒がまわるを抑えたり意識して傷口を止血したり延命する効果もあるイメージなんだよね。
まあぶっちゃけギア2と波紋呼吸法は別ものだと言われればそれまでなんだけど。
ぶっちゃけすぎだろ!ダメよダメダメ!
んでも死にそうになったら禰豆子ちゃんから鬼にしてもらえばよくない?
無惨に出来るなら禰豆子ちゃんも出来そうだし、すでに太陽を克服してるし良いことだらけでしょ!
うまく言えないけどなんとなくそれは言っちゃダメだ!
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義勇さんの態度について。これは後の回で掘り下げてあるから保留かな。
うちの記事でもちょいちょい触れてるし、いまさら保留もない気もしますけどもw
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「滅」の一文字の刀について。全ての鬼を滅するため打たれた刀。のちに柱の持つ刀には「悪鬼滅殺」と彫られるようになった。
でね?なんで「鬼殺隊」なの?ってちょっと思ったのよ。由来的にというか段階的にというか「鬼滅隊」って名乗るほうが自然な気がしてきたんだよね。
いうと作品タイトルも鬼滅の刃だし。
語感じゃない?言いやすいからw
隊士服は滅の文字を背負ってるからね。意図して除けたとかなさそうかな。
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鋼鐵塚蛍37歳、怒りをわかせる効果音がズモモモだよね。なんだろうね、このピッタシ感w
高橋留美子先生の「うる星やつら」で初めて見た記憶。怒りの擬音だったかどうかさだかではないけど。
で、たぶんこれガンダムとかモビルスーツの駆動音を文字にしたんじゃないのかなあ。
まあこれ、まったくの個人的な憶測だけど。
ズモモのボルテージが上がるとムキキになるみたいだね。
仮装大賞とかの点数の発表の時のだんだん上がってく感じかな。
そこ教え下手か!