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【2018 44号】火ノ丸相撲 第211番 力士の生き様

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2018 44号はアニメ放送がスタートする週ということで火ノ丸相撲が巻頭カラーだったよ!

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学生時代の火ノ丸がモチーフだね。脇の下あたりの陰影が筋肉のたくましさを浮き出させててカッコいいね。アオリも加わって炎をイメージさせてる。このへんはアニメのほうのイメージからも来てるのかな。


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横綱の体格に比べてアイアンが短いからでは?w

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書き下ろしポスターは写真週刊誌風でしたよ。鬼丸関と噂の美女大学生のデートをパシャリ!テレつつ手を繋いだふたり…やだこっちもニヤニヤしちゃう!←w

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この文章のほうもなかなかの出来ですよ。この手の雑誌をあんまり読んだ時ないんだけど文体とかよく再現してあったりするのかな。

とんだムッツリ野郎ってフレーズの昭和感ってなんだろう?

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角界一の堅物だそうですよ。

火ノ丸の鬼丸は角界一の堅物!
とか言わせねーよ!だよ!

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(最低だな…。)

刃皇とチヒロの記事も面白いね。

チヒロのほうは「世界最強のバカ」が最後「世界一のバカ」になっててただの悪口みたいになってるw



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大和国部屋での回想から。もうすぐ九月場所というタイミングで部屋を訪れたのは狩谷くん。鬼丸が大般若との取組で見せた龍尾狩りは彼の技だったよね。

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大和国部屋のおかみさん、つまり草薙関のお母さんだけど笑顔が優しくてかわいい人なんだよねー。

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つかダニエルの力士ぶりにビックリしませんでしたかw

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栄大附属OB同士ってことで大和国親方にちゃんこの同席を促されたのはリオンちゃんとステファノフ。

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そういうふうに呼んだらなにやらメルヘンチックだなあ。実際のビジュアルとはちとギャップがあるってのは否めんw。

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幼なじみで親友の狩谷くんが訪ねてきたのにご機嫌ななめっぽい草薙関。どうやら狩谷くんが相撲をやめたことが原因みたいですよ。

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アマチュア相撲の世界大会、最軽量級で優勝するほどまでの実力。でも狩谷くんは怪我に泣かされたみたいだね。

アスリートに怪我はつきものだし、まして相撲は格闘技だもんなあ。

相撲をやめたってのがあまり知られてないってのもなんか寂しいリアル。

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次第に増えていく怪我の箇所。精神的にも辛いことだったみたいだね。

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「楽しくなくなっちまった」っていうセリフだけど…前回、鬼丸とライバル力士たちが相撲を楽しんでる様子を見てたから、そのセリフの深刻さを増して感じたよ。

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親友の相撲からの引退にこぼれる涙。尊敬に値する親友の相撲に対する姿勢と、そして結果がこういうかたちで終わるってやっぱり友達としては残念だろうけど…。
草薙関って昔から優しいとこがあるからそこからもだよね。すごく良い意味での甘さというか。

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大関になっても人が変わってないって好印象だなあ。相撲にはプラスじゃないかも知れないけど、彼のいいとこであるのは確かだし。

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狩谷くんの体格は、以前に火ノ丸が言っていたところの「持たざる者」側。そんで子供時代に久世くんと相撲をして怪我を負ったってのもあるんだよね。
そんな彼が「ライバルになる」って言われるくらい認められてたわけですよ。

幼なじみからその言葉を聞いて一瞬、口元が締まるコマが。続く表情は「へへっ」と笑顔を見せてるから、まあ言葉どおり認められていたことが嬉しくてグッときたのかな。

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でもね、選手…力士としての心残りがなにもないかと言えばそれは否だよね。悔しさだってあるはずなんだよね。

そこのところ後々の展開にも関連しているみたいよ。

狩谷くんは相撲部に残って有能マネージャーとして活躍中。

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狩谷くんの選択を「大人びて」感じてる一方で、自分は駄々をこねてるだけだとか思ってる草薙関。

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このあと九月場所へは二代目大和国を名乗ると意気込んで臨んでたと思ってたんだけど、回想を見るに自信があって言い出したことじゃなかったんだね。自分のこだわりへの迷いのようなものを、自分を追い込んで振り払おうとしてたんだね。

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「理想に拘り続けるのは愚かな事なのだろうか?」

草薙関の迷いに対して狩谷くんは「土俵の上で聞いてみりゃいいさ」と言ったよ。
それはつまり鬼丸と対戦するってこと。

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ところがその鬼丸もちょうど迷い悩んでる頃だったんだよね。
力士としての体格っていう点で差のある鬼丸と草薙。でもそれぞれ自分の「横綱相撲」について迷い、悩んでいるんだね。

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回想があけて九月場所四日め。鬼丸のほうはレイナさんをはじめ元ダチ高相撲部のみんなに助けられて持ち直せたけども、こっちの草薙関はそんな事情も知らないし悩んでるまんま。

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大般若と鬼丸の対戦を見て、鬼丸の横綱相撲の「理想」にブレを感じたんだよね。
自分とライバルと。いわば二人ぶんの悩みを抱え込んだみたいにも感じるね…。

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心ここに有らずな草薙、立ち合いで集中力を欠いてしまう痛恨のミス!
そして取組相手の大包平には…修羅の相が!な、なんだとー!

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草薙はもちろん、取組を見ていたみんなも驚きの表情。もちろんボクもビックリしたよ!

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本来の相撲の上手さに加えて、相手にケガさせる事を厭わないえげつない攻め方で草薙を圧倒した大包平。

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「なんだお前も人間か」ってのはとりわけ草薙にはグサリとくる一言だね。理想とした大和国は「人をやめて横綱になった」と刃皇は言っていたよ。

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大包平の取り口を「厳しい相撲」と評したのは冴ノ山関。同部屋の刃皇の優勝をアシストしたいのかなって言ってたけど鬼丸は「まさか」と否定。だってホラ顔、顔っていう。

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部屋での稽古でメチャメチャにシゴかれてたんだよね。さらに強さをってところから「ぶっ殺してやるよ刃皇」となるまでに追い込まれてた。

当の刃皇は意図してそう仕向けてたみたいだったよね。大関から白星を奪った弟弟子に「大した自慢にはならねぇぜ」とか言ってちょっとカッコつけてたけど…

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勢いがあっていい見開きなんですよ?w

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続く結びの一番で凄まじい勢いの張り手を食らってますが。
大典太のカッコ良さとカッコつけ損なった刃皇でなんか笑いがw
笑っちゃっていいのかな?

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バァチコーンッ!というねw
観戦してる鬼丸もニヤリとしてるからいいんじゃないのかなw


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今回のサブタイトルは「力士の生き様」ってことでしたが。

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狩谷くん、草薙、大包平とそれぞれが火ノ丸に共通する問題を抱えてるんだよね。
狩谷くんは力士としての体格のハンデとそれに伴うケガとか。草薙は本人たちにとっての「横綱相撲」とは何かっていう問い。で、大包平は高校時代からの火ノ丸の強さでもあった「心」の部分に通じる「修羅の相」を。
修羅の相については後の展開で、単純に「闇に堕ちた」状態ってだけでもなくなるんだよね。

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大典太は?最後の張り手の印象が強烈に良かったね。

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大典太は鬼丸の悩みとか共通する部分がなくて位置的に対極にあるキャラだね。さらには狩谷くんとも真逆の境遇でもある。出番は最後の見開きだけだったけど大典太の存在感を意識するとほかのキャラ達の境遇がより深まって感じられる。そういう意味ではうってつけの人物なんだよね。


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つっても無道大包平は人相もガラも悪くなっちゃって普段の彼とは大違いだね。

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「後ろから刺してやろう」って顔とかヤバいもんねw
でもセリフを訳してみると「相撲に集中しなさい」とか「油断は大敵」とか的確なアドバイスともとれるからなー。

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後ろから刺すってどんなアドバイスだよ。

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そ、そこは後の展開でまたね、アレなんでね。置いといてほしいよ。
ただそんな大包平に鬼丸は「フッ」と口元を緩めてるんだよね。