【2018 43号】呪術廻戦 第28話 殺してやる
28話はこの号の巻頭カラー。
アオリは「心こそ闇を破る力!」
真人のセリフで否定された「心」の存在。
でも本誌掲載時のアオリってそれをまた打ち消すようなものが多いね。
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真人の謀によって殺された順平くん。友の死を、己の無力を、「呪い」に嘲笑された虎杖にわき上がるのは「殺意」…ってのが前回。
虎杖って人を殺すことについて抵抗があって、その理由をちゃんと言葉にして持ってたんだったよね。
24話より
怒りとともにわいた殺意は虎杖にとってはこれまでを否定するような感情だね。
アオリは「心火、灯る!」
順平くんが「心がない」ことによってすべてを肯定されたと思ってたよね。
対して虎杖は芽生えた殺意でこれまでの言葉を「嘘だったんじゃないか」と否定されたような感覚をおぼえてる。そのことは、逆に「心はある」ってことを示しているんじゃないかな。
でもそれは「負の感情」。虎杖として…いうと主人公としてどうなのか、大丈夫なのかって不安感がこの時点ではあるんだよね。
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巻頭カラーカッコいいなあ。宙を漂うクラゲって、やっぱ順平くんを連想するよね。
明かりに浮かびあがる真人と虎杖の二人。色塗りの具合が上手いね。それが周りの闇をより深くイメージさせてると思うなあ。
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真人、刹那の思索。
顔、顔!って思ったけど、考えごとをするとき舌なめずりするクセってちょっとワカる。
(自分も顔に気をつけなきゃな…)
あらためて企みを説明してもいるよね。
整理できて助かる…。
真人の大前提。なかなかどうして…ナニナニ?
「天」「敵」!
オ…オオオー!?
敵の術中にはまってると思いきや虎杖の優勢っぽく展開がきて意表をつかれたね。「お!いいぞ!」っていう期待感。高まるなぁ。
殺す気まんまんの両者!
ポーズ、カッコいいね。
体を影にして腕の変型を隠しておいての攻撃だね。体を武器にって今までの変型からさらに先に進んだかたちだよね。
この攻撃を避けるほうも避けるほう!スゴいわ。
ナナミンが真人のことを「貪欲に自分の成長を楽しんでる」って言ってたっけね。
楽しそうな表情。純粋かつ邪悪って顔だね。
変幻自在の真人とダメージもおかまいなしの虎杖。けっこういいバトルしてるっぽいけど…。
振り回されてガラスに突っ込んだ真人に妙なリアルさがあるような。
真人の攻撃は肉体を変型させる術だから物理的な攻撃中心だよね。
一進一退に見せてるけど、真人はダメージを回復できるし、攻撃はなんでもありで予想が難しいね。
虎杖でも串刺しはさすがに…痛たたた!
さっさと代わんなよってナメてんね。
間合いをつめたんでくりだすは「無為転変」!
ヤバい!
真人が目にしたのは闇の中にいる宿儺の姿!
宿儺の魂にも触れてしまったんだね。
共に嗤った仲…聞こえはいいけど内容はドス黒ですよ。
「分を弁えろ」も「痴れ者」も、すっかり相手を下に見た物いいだね。
さすがは呪いの王と呼ばれる者。
真人の顔を両手でつかまえた虎杖。
「無為転変」、効かなかった!?
真人とナナミンが戦った時「呪力で魂を守れる」的なことにチラッと触れてたんだよね。
「言ったよな ブッ殺してやるって」
虎杖の顔に現れたのは殺意…。しちゃダメな顔してるよね。
真人の顔をボコボコからさらにグチャグチャに。
順平くんのことがあるし、怒りのほどはわかる。クズな敵を一方的に攻撃している場面なんだけど、凄惨さでちょっと引いちゃうくらい。
でも、やっぱり真人を殺すには及ばなかった…いつの間にか後ろに!
グニィィ…とやったかな?
虎杖のピンチを救ったのはナナミン!
ナイスタイミングーッ!
「七海、現着!」
形勢逆転、なるか?で、つづく!
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虎杖対真人。宿儺が登場したり、ナナミンが助けに来たり1話のうちに形勢が二転三転して面白いバトル回だったね。
バトルのアクションのほうも見どころだったね。あとはやっぱ真人の表情。いろんな笑い顔してたけど、みんな内のドス黒さが見えてたよね。
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真人が虎杖の魂に触れることは同時に宿儺の魂にも触れることみたい?
二人分の魂は別々にあるわけじゃないのかな?
見えない魂だから物質みたいにイメージするものじゃないかもしれないし、真人の「無為転変」の性質で別々に触れることはできないのかもしれないし。
そこんとこはよくわかんないけど、結果としてどちらの魂にも触れることになったってことだけが確かよ。
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で、「心」なんですけど。
やっぱあるんだよね?
順平くんをたぶらかすための真人の嘘だったのかどうか…それはともかく心はたしかにあるんだよね。
順平くんをたぶらかすための真人の嘘だったのかどうか…それはともかく心はたしかにあるんだよね。