【ジャンプ39号】ぼくたちは勉強ができない 問76.ゆく[x]の流れは絶えずして…
39号の巻頭で「ぼくたちは勉強ができない」重大発表!
2017年10号から新連載6連弾いわゆる6inの第一弾として登場。逆巻く連載レースの波を乗り越えてめでたくアニメ化とあいなりました!拍手!
あっと言う間って感じ。早いね!
近年のアニメ作品はシーズン分けのシステムが定着してきたもんね。話数の少なさとか気にしなくて良くなったのかもね。
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巻頭の扉絵は袴姿のヒロインのみなさんだね。矢がすり模様の着物がオシャレ。筒井先生のカラー絵ってまいど色彩のセンスを感じるよ。パステルな色使いでカラフル。だけど全体的に見ると統一感もあるんだよね。
ちなみに矢絣模様は女性にとっては縁起が良い柄なんだって。放った矢は戻ってこない。つまり結婚する女性に出戻ってこないように矢絣模様のなにかを持たせたってことみたい。ググったよ!
作品の内容から連想するのは「光陰矢の如し」かな。少年老い易く学成り難しってやつね。アオリの命短し学べよ乙女ってのもあわせてあっというまに過ぎてしまう青春時代の大切さを考えちゃうね。
あと早く食べなきゃうどんがノビるってこともだ!w
(あながちハズレでもなかったりして…。)
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武元うるかちゃん水泳の全国大会で優勝!
全校生徒に報告、大喝采!
雑誌の記事で「可愛すぎる女子高生スイマー」なんて紹介されてますな。白銀の漆黒人魚姫って呼び名ももう全国的に知れわたってたよね。
水泳専門誌で特集ページまで!うーん…写真を撮った人の劣な情を感じるような…。
グッジョブだぜまったく!
筒井先生の絵に女子のおなかまわりのこだわりを感じる…って自分、いつも同じ事言ってた。
しかし上のコマのポーズってなにをしてる様子なんだろ?w
(6inうんぬんも前に同じように書いてた…汗)
月刊スイムメイトの記者は女性。以前に登場済み(問42)
もうグラビア同然の特集ページに成幸くんもドキドキですな。しかもこの記事、男性のタイプとか聞いてやがりますよ。
ちょっと!出てこいスイムメイトの記者!ほめてつかわす!
いや問題は「へー意外だな」とかぬかしてるツノメガネのヤロウですよ。二人の間には誤解があるとはいえ…このどニブチンが!w
(ドニブチンって薬の名前みたいに言うな)
行く先々で人だかりをつくる女、武元うるか。サインねだられたりも前からなんだよね。ますますスターな扱い。
みんなから努力を認められてるうるかちゃんが陰ながら誇らしいと思ってる成幸くん。最初の頃は「同中ってだけで無遠慮なやつ」とか言ってたりしたんだけど、今はそのよしみを大事に思ってるんだね。
うるかちゃんの頑張りの裏には成幸くんとの出会いのおかげってのがあったんだよね。
実は二人がお互いを知らないうちに励ましあってたってのは問43(つまり43話)で打ち明けられてたよ。
あとは勉強をがんばるだけ!自発的やる気まんまんのうるかちゃんに教育係感涙ですよ。
そのようすをさらに影からみてる海原川瀬コンビ。じつはうるかちゃんには内緒の事情が…。
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全国大会優勝の実績が認められてオーストラリアの大学から留学のオファーが。
うるかちゃん即決。やります!
決断の裏にはまたもや成幸くんの存在が。
「泣くならやれること全部やりきってから思いっきり泣くの」
うるかちゃんがそう聞かせた「ある人」って成幸くんだよね。
「それに…そこに立てるのは才能ある者のトッケン…ですもんね」
これは桐須先生からのお言葉から。うるかちゃんが大会で優勝できたのはメンタルの部分で先生のアドバイスをもらってたのもたぶん大きいよね。
緒方ちゃんと古橋ちゃんの二人と違って桐須先生と相性がいいうるかちゃん。アスリート系同士だからってとこあるんじゃないかな。
スポーツ推薦で音羽大学へってのがうるかちゃんの進路志望だったんだよね。勉強しなくていいから、なんて思ってたら大学側の方針変更で英語の試験が加わっちゃった。学業はからっきしの彼女を志望どおり進学させたい理事長は成幸くんに白羽の矢を立てた…ってのがだいたいの経緯。
うるかちゃんには中学時代からの成幸くんへの恋心があるんだよね。高校進学の時も、実は成幸くんを追って来てたんだよね。
水泳部の友達の海原川瀬コンビも中学のころからうるかちゃんの恋をひそかにずっと見てきてたと。
「遊びも勉強もいろんなものを犠牲にして必死で水泳を頑張ってる」
成幸くんが影でそう認めてくれてることをたまたま知った中学生のころのうるかちゃん。
それが恋のはじまりで、だからずっと頑張ってきて、そしていずれ離ればなれになる理由になる。そうことなんだよね。せつないねえ…。
好きな人との残された時間を最後まで今までどおりに過ごしたい、ってのがうるかちゃんの望み。それを知ってて見守る海川コンビの気持ち…複雑だよコレ。
でも二人の見守りかたにはデリカシーもあってそこは良いとこだよね。
誰にでも一生懸命な男、唯我成幸。うるかちゃんはそういうとこも好きで「せめて…一番あたしに一生懸命にさせてやるんだから!」ってはじめは言ってたんだよね。
一度は気持ちが通じ合うかってところまで行ったのに、その時はうるかちゃん「そんなわけないじゃーん」ってはぐらかしちゃった。成幸くんに負担かけたくないってことだったけど…臆病さもあったんだよね。乙女よのう。
そうして今回は「今まで通り」の関係を維持したいって言ってるよね。
そんなうるかちゃんの気持ちとは逆に成幸くんは教育係としてだけじゃなくそれ以上に彼女のために一生懸命になってる、ってのがラストだね。
うるかちゃん的には当初の願いが叶ってて、成幸くん本人は全然負担とか思ってなくて、本当は全然うまくいってるのにうるかちゃんはつらい想いを隠してて。そうしていずれは別れが来てしまう…ああ!もう!たまらなくせつない!
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今回の感想を書くのに過去回を読み直したりしたんだけどキャラの印象って変わってるもんだねえ。
アララ…成幸くんこんなだったっけ?w
少しづつの変化だったから気付かないってのもあると思うなあ。
まあよく言われてることだけど…今、彼だいぶ…かわいくなってるよねw
ぼく勉のこういうのって読者の声から取り入れられて反映されてるところあるんじゃないかな。
桐須先生のヒロイン化ってたぶんそれだよね。結果、人気投票で一位になっちゃったりw 取り入れ方がすごく上手なんじゃないかなあ。
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うるかちゃんの恋って周りの人たちにはバレバレだよね。本人はそうは思ってないけども。
海原川瀬コンビはもちろん、部活の後輩たちも知ってたし。あと成幸くんの友達の小林くんも感づいてるでしょ。あとはなにより古橋ちゃんね。
どうなっちゃうんだろうなあ。
結ばれないからこその物語ってあるよね。
ラブコメってそこが醍醐味だったりする。
ボクたちはただ見守ってなにかあるたびに一喜一憂するだけ。でもうるかちゃんの恋ってどんな結果でも盛大に拍手できるものになるんじゃないかなって思うよね。