転生魔法によりエルフの魂に肉体を乗っ取られたかつての「仲間」たち。クローバー王国魔法騎士団は仲間同士(?)の闘いを余儀無くされているんだよね。
「黒の暴牛」所属のラックも転生魔法を受けて別人格に。マグナとバネッサ、そして駆けつけたアスタは果たしてラックの魂を解放されることができるのか?ってのが前回。
■
チームプレーでとうとうラックを追い詰めたアスタたち。絆の力がラックの圧倒的な強さを上回ったんだよね。
アスタの剣はいつのまにか魔導書に入っていた「結果そのものを無しにする力」を持った三本目の剣。エルフ側のボス、リヒトが持っていたハズの剣、とされているよ。
剣をブッサリしなくとも触れれば効果はあるはずだけど、ラックに電撃で抵抗されてしまってるね。
マグナとバネッサも加勢!ラックを必死に抑えようとしてる。
「黒の暴牛」のうちでは二人ともラックに縁が深いほうのキャラなんだね。
■
闇の中に立つ少年…少年時代のラックだね。転生魔法によって封じ込められた人格の様子はこんな感じなのかな。
ラックに呼び掛ける声。それはラックのお母さんだったよ。すでに故人なんだよね。ラックの状態は魂に近くて、だから死んだ母親に会えてるのかも。
亡くなったはずの母親に呼ばれているよ。ラックは生い立ちにちょっと事情があるんだよね。
■
ラックは子どもの頃から笑い顔のまんま。無表情って言っていいんじゃないのかな、感情を表に出すことができない子どもだったんだよね。
14話より
母親の接し方のせいじゃなかったのかなって思うけどそこははっきりとはわからないんだよね。でも、ちょっと虐待ぎみに育てられてきたみたいだね。母親もちょっと病んでる感じがあるのかな?
でもそんな彼に転機が。
学校行事で貴族に勝ったことで周りから一目置かれることに。でも、どっちかっていうと遠巻きにされちゃっててポツンとしてたみたいだね。
いままでの我が子へのキツい態度は一変、ラックを可愛がるように。ラックの存在が認められるのは母親のために勝つことだけ。母親が亡くなった後もラックにとってはそのことだけしかなくなってしまったんだよね。
呪縛ってやつだよね。母親からの呪縛。
■
全魔力を放出して相手もろとも自爆しようとするラック。アスタが感じる氣とも、バネッサが感じている魔力とも違う「凶々しいどす黒いなにか」が膨らんでいってる…!
人間に裏切られた憎しみから生まれた力なのか、この力が憎しみを膨らませているのかは今はわからないね。別の何かになってしまう予感をさせる力…これからの展開で明かされるんだろうね。
アスタの謝罪。以前、言葉に偽りがないことはライアには伝わっていたよね。
ライアは自分が嘘つきだからか人の嘘がわかってしまうって言ってたけど、アスタの言葉ってすごくまっすぐで相手にそのまま伝わるってのもたびたび描かれているところだよ。
今回、この場面だって相手をハッとさせたね。…させてるよね?
母親のもとへ駆け寄ろうとしたラックを振り返らせた光、呼び声。走り去る息子を見て流す母の涙は別れの寂しさと…息子が成長した嬉しさもじゃないかな。呪縛にとらわれていたのはラックの母親もだったかもしれないね。
走る少年のイメージが印象的だね。黒の暴牛の仲間たちの思い出。ラックの大切なものだね。
ラックの心がエルフの魂のほうに影響したのかな。思い出しているのはテティアの兄。テティアってリヒトの結婚相手だよ。
「人間と仲良くなりたかった…!」
裏切りがなければエルフたちだって…。
ラックの記憶と、生きていた頃の希望へ思い出が合わさって転生魔法は解除されたんだね。裏切りから生まれた憎しみが薄らいだことはささやかだろうけどエルフの魂の安らぎになったのかな…。
戻ってきたラック。こぼれた言葉は確かめるまでもないこと。それを噛みしめてるんだよね。
子どもの頃からできなかったはずの表情。号泣してるけどさ…いろいろ嬉しくてだよね。泣かせてくれるよ。
母親に抱きしめられた回想と対になるように描かれたのでは
ガッシと抱き寄せたマグナ!熱いシーンだね!
ウオオン!さらに泣かせてくれるよ!
エルフの転生魔法からの解放をラックの母親との因縁、仲間の絆とからめて見事に魅せてくれた回だったね。ほんとに良かった!
■
■
ラックにスポットが当たってたけど、マグナの見せ場だったよね。カッコ良かった!今回の後に人気投票があったらトップ10入りしてたんじゃない?
そうだよねえ。マグナはそういうとこ運がなかったかも。でも良かったよー、おぼえておかなきゃね…。
お、今回は本編のあとにスピンオフ読切がのってるよ。どれどれ…。
ガビーン!
よ、余韻がほしい時ってあるよね?アリなのコレ?
スタンドも月までぶっ飛ぶ衝撃…!
コガラシくんといるとこんなコトばっかり…いないよっ!
いろんな意味でジャンプの歴史に残ることだと思うよコレ(白眼)